少しまじめに子供の話。

 


夏休みに入ると、TDRに一気に子供の姿が増えます。
"Ladies and gentlemen, boys and girls"の言葉どおり、夢と魔法の王国は子供達のもの。
最高の思い出を作るにはうってつけの場所であると言えます。
ただし、子供達が本当に望んでいるなら、の話です。

夏休みになると子供の姿が増えます。
でもその増加率よりもずっと高く、泣いている子供の割合が増える気がするのです。

子供は、大人が思っている以上に体力がありません。
炎天下でただ並んでいるだけで、予想以上に体力を消耗します。
子供は元気なものだ、なんて油断してはいけません。

子供は、大人が思っている以上に臆病です。特に暗闇を怖がります。
ジェットコースターじゃないから、子供向けのメルヘンな内容だから。
だから大丈夫なわけではないのです。
シアター系のアトラクションはどうしても暗闇が増えます。子供はそれを怖がります。
生きているかのように動くぬいぐるみを見て恐怖を感じるのは、人としてまっとうな感覚であると言えるでしょう。
ショーの内容のほかにも、子供の反応を予想しなければならない要素はいくらでもあるのです。

そうして泣いている子供を無理やりなだめながらアトラクションを見るのは、本当に子供のためでしょうか?
周りの人の迷惑とか、それ以前の問題です。子供が嫌がっているのを無理やり見せて、何がしたいのでしょうか。
せっかく苦労してランドに来たから、せっかく列に並んで順番を待ったから。
そんな理由で子供にトラウマを作って、何がしたいのでしょうか。

みなぎには子供はいないので、子連れの苦労はもちろんわかりません。
だけれどもそのみなぎにさえ無茶だとわかることを、どうして弱い子供に強要する人がいるのでしょうか。

夢と魔法の国、そして冒険の海は子供達のためのものです。
決して子連れゲストのためのものではないはずです。
子連れであることに回りの理解を求める前に、何が子供のためか考えてみたらどうでしょうか。
アトラクションに必死にならずとも、楽しめるスポットはいくらでもありますよ(^_^)/~~

 

BACK