まず液晶について説明します。 液晶とは、液体でありながら結晶に近い特徴を持った分子のことです。 簡単に言うならば、液体と固体の中間の物質です。 液体の自由に並び方を変える性質と 結晶の一定の並び方を持つ性質。 この二つの特性を持っている液晶は、穏やかな規則性を持って並ぶ性質を持っています。 今回は光を通さない(正確には捻じ曲げる)液晶分子を、光を通すビニル膜に混ぜたものを考えます。
まず液晶について説明します。 液晶とは、液体でありながら結晶に近い特徴を持った分子のことです。 簡単に言うならば、液体と固体の中間の物質です。
液体の自由に並び方を変える性質と 結晶の一定の並び方を持つ性質。 この二つの特性を持っている液晶は、穏やかな規則性を持って並ぶ性質を持っています。
今回は光を通さない(正確には捻じ曲げる)液晶分子を、光を通すビニル膜に混ぜたものを考えます。
液晶をビニールなどに混ぜた、液晶膜の模式図です。 液晶には様々な種類があり、様々な並び方をしています。 縦方向に緩やかに並び、横方向は自由に並ぶものや、らせん状に並ぶもの。 たても横も、緩やかな規則性を持って並ぶものなど。 今回は一般的によく使われる、縦に緩やかな規則性を持つ分子について考えていきます。
今回は、縦に方向性を持った液晶を混ぜた膜を上図のように模式的に表します。 黒いところは液晶分子が詰まっているところ。 白いところはビニルなどの膜のみの場所になります。 つまり、黒いところは光の通らないところ、白いところは光の通るところ。 鉄格子のはまった窓のようなものを想像してみて下さい。 ただしこの格子はものすごく細かいので、肉眼で見ることはできません。 実際には多少暗くはなりつつも、膜の向こうは透けて見える状態になります。 そしてこの板のことを、『偏光板』と呼ぶのです。
今回は、縦に方向性を持った液晶を混ぜた膜を上図のように模式的に表します。 黒いところは液晶分子が詰まっているところ。 白いところはビニルなどの膜のみの場所になります。
つまり、黒いところは光の通らないところ、白いところは光の通るところ。 鉄格子のはまった窓のようなものを想像してみて下さい。
ただしこの格子はものすごく細かいので、肉眼で見ることはできません。 実際には多少暗くはなりつつも、膜の向こうは透けて見える状態になります。 そしてこの板のことを、『偏光板』と呼ぶのです。