エントランスについてのオタク的考察

 


写真は家人撮影の3月なので、催し物等は違います。

 


なぜUSJはTDLよりも高さがあるのにもかかわらず、TDLよりも圧迫感を感じるのか。
原因はいっぱいあります。
USJ狭いんだよね、とかTDLはシンデレラ城に目を奪われてあんまり気にならないんだよねとか。
でも建物そのものに関して言えば、原因はずばり、『デザイン・コントラスト・時代設定』です。

 

 


わりとよくかけたと自負するユニバーサル・スタジオ・ストア


まずデザイン
USJは高さがなければおかしいデザインを平気で低い建物に使う。
たとえばせっかく撮った写真を間違えて消しちゃったんだけど、ユニバーサル・スタジオ・ストア
公式画像は小さいですが、一階部分に大きな大理石(風)の柱が立った、重厚なデザインです。
上のへたれ絵を参考にするが良いさ!それが嫌ならイメージ検索をするが良いさ!
おぉ、銀座の和光みたいだ、と思いました。

が。
銀座和光がデザインそのまんまで3階建てだったら変だよね……
このデザイン、一階部分の高さが相当ないと寸足らずだよね……
この柱、せいぜい2mちょいだと思います。マウスオンで人影出ますが、その程度。
高さが出せないなら出せないなりのデザインにしなきゃへんだよぅ、というお話。

写真無いからグダグダですね。

 


コントラストは高低差
建物とアーケードの高低差であり、建物と建物の高低差であります。
USJにはいろんなお店があります。
ハリウッド・エリアだけでも高級デパート(風)やら、しゃれたブティック(風)など個性様々。
でもそれが全部3階建てって変なんじゃ!
あと、入ってすぐのところはすごくアーケードが高くとってあります。
建物よりもずっと高いアーケードはその高さを感じさせると同時に、対比効果で建物の低さを感じてしまうんですね。逆効果。

TDLだって全部2階建てじゃ〜ん、という反論もありそうですが。
アーケードと建物の高さがそう違わない上、商店街の店は同じような雰囲気なので高さがそろっている方が逆にリアルだったり。
アーケードを抜けたところにアイスクリームコーンのような高さを強調した建物を持ってきたり、と旨くできているのです。

 


そして最後が設定。
これ、どうしようもないことなんですけどね。

TDLワールドバザールの設定はビクトリア王朝。
古きよき欧米の雰囲気を作り出しています。
時代設定が古いので、建物小さくてもそんなもんか、としか思わなかったり。
日本人的感覚には、小さい方がかわいい、というのもありますしね。

対してUSJは現在アメリカ、それもハリウッドと言い切っています。
ハリウッドといえばアメリカの大都市。
何もかもビッグなアメリカンサイズの町が、こじんまりしてたら変だろー

TDLにはなくてUSJにはあるもの。それは『比較対照:サイズスケール』です。
この時代のこの建物なら最低このくらいの大きさ、という目安ですね。
この場合は断然、無い方がいいに決まってます。
しかし設定的にどうしようもないでしょーね。
せめて古きよき映画全盛時代のハリウッド、とか言う設定だったら多少建物が小さくても気にならないのに。

 

BACK TOP NEXT